楽天加入の川島慶三、ファンへ日本一を約束「強いイメージしかない、優勝できる」

　東北の皆さん、はじまめまして！　ソフトバンクから加入した楽天・川島慶三内野手（３８）が２１日、仙台市内の楽天生命パークで自主トレを公開し、ファンに「日本一」を約束した。
古巣では１７～２０年までの４連覇を支えたベテランはチームスローガンの「譲らない！」にかけて「負けん気と勝ちたいという気持ちは譲らない」と宣言。ムードメーカーとして新天地でも闘魂を注入していく。

持ち前の高いコミュニケーション力が光った。練習後の取材対応。「アピールしていきたいポイントは何ですか？」と聞かれた川島は「アピールですか？　もう（チーム）最年長ですよ～。　アピールポイント…。何て言ったらいいんですかね。何が（どんな答えが）欲しいんですか？」と笑顔で逆質問。
１７年目を迎えるベテランは、熟考の末に「負けん気だけは譲らない！　勝ちたいという気持ちは誰にも譲らない！」と表情を引き締めてコメントした。

　カメラ目線で完全に決まったかに見えたが、インタビュアーがまさかの“スルー”ですぐさま次の質問に移ると、「めっちゃいいこと言ったと思ったんですけど、流しますね～！」と強烈なツッコミに周囲は爆笑の渦に包まれた。

　０６年に日本ハムでキャリアをスタートさせた。ヤクルトを経て、４連覇を果たしたソフトバンクでは主に右の代打の切り札として活躍した。昨季は左腕に打率３割１分７厘をマークし“キラー”ぶりを発揮。昨年１０月に戦力外通告を受けるも、楽天が勝負強い打撃と内外野を守れるユーティリティー性を買って獲得した。

　年齢を重ねるにつれて、近年のオフは自身の体と相談しながら練習量を調整してきたが、１７年目のシーズンを見据えて、このオフは昨年１２月中旬から始動。同じくソフトバンクから加入した育成・釜元と自主トレに励んできた。
　「僕はあまり練習しないんですけど、釜元が『練習しましょう！　練習しましょう！』って言うんで、させられてます。お陰さまで体は仕上がりました」と“絶口調”だった。

　外から見た楽天のイメージは「強いイメージしかなかったので、何で優勝できないかな？　というチームだった。優勝できると思いますよ」とニヤリと笑い、「東北のみんなの力を合わせて絶対に日本一」と高らかに宣言した。
若手以上にエネルギッシュな３８歳が９年ぶりの歓喜をもたらすカギとなりそうだ。（長井　毅）

>外から見た楽天のイメージは「強いイメージしかなかったので、何で優勝できないかな？　というチームだった。


なんでなんなろなぁ