年俸ダウンのソフトバンク高橋礼、サブマリン合宿を解散「共感できることが少ない」

高橋礼逆襲へ先発勝負　サブマリン合宿〝解散〟理由も明かす

　ソフトバンクの高橋礼投手（26）が14日、プロ4年目で初めて味わう大幅ダウンからの巻き返しを誓った。ペイペイドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1350万円減の年俸5400万円でサインした。今季は開幕ローテーション入りを果たしながら、登板11試合で1勝にとどまった。巻き返しを誓う来季は先発での勝負を決めており、雪辱を胸に再出発する。（金額は推定）

　順調にキャリアを重ねてきたサブマリン右腕にとって、屈辱の1年となった。自身初のダウン更改となった高橋礼は、減額制限に近い20％の大幅ダウンを受け止めた。「交渉の余地もない。今年の結果に対する評価。悔しい思いをしたシーズンで、金額にもはっきり表れていると強く感じた」と白旗を揚げた。

　今年は、ともに下手投げの牧田（前楽天）、与座（西武）と「サブマリン合宿」を実施したが、今オフは“解散”。「同じアンダースローでも感覚が全然違い、共感できることも少なかった。それぞれ違うんだなと」。牧田から習った緩いカーブの習得はバランスを崩す一因にもなった。

　日本代表として出場した19年の国際大会「プレミア12」で各国の打者を封じたのは、下手投げから浮き上がる力強い真っすぐだった。「原点」を取り戻すため、来年1月は都内のジムでチームメートの田中正と体幹強化に専念する。